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Vol.25 乳児に対する救命処置が変わりました

最終更新日:2012年6月10日

心肺蘇生法が以下のように一部変更になりました。

  • 心肺蘇生法の理解と普及を促進するため、小児および成人に対する手順をほぼ統一しました。
  • 心停止の予防について啓発するため、救命の連鎖を「心停止の予防」「早い119番通報」「早い心肺蘇生法と除細動」「救急隊や病院での処置」の4つの輪で構成されました。
  • 胸骨圧迫開始の時期を早めるため、呼吸の観察に際しては気道確保を行わないこととしました。
  • 乳児に対してもAEDを使用できることとしました。

【「ガイドライン2010」 より】

救命の連鎖

◎救命の連鎖 :

急変した傷病者を救命し、社会復帰させるために必要となる一連の行いをいいます。
「救命の連鎖」を構成する4つの輪が途切れることなく、素早くつながることで救命効果が高まります。

《心停止の予防》 ・早い119番通報 ・早い心肺蘇生法と除細動 ・救急隊や病院での処置

 心停止の予防

◎心停止の予防

子どもの突然死の主な原因には、けが、溺水、窒息などがあります。その多くは日常生活の中で十分に注意することで予防出来るものです。乳幼児の手の届くところに口に入る小さなものを置かないことなどが重要です。
乳児突然死症候群(SIDS)は、子どもの突然死の原因の一つとして知られています。家族の喫煙や子どものうつぶせ寝を避けることは乳児の突然死のリスクを下げるとされています。

乳児の救命処置の流れ (心肺蘇生とAEDの使用)

●意識を確認する(足の裏を刺激する) → ・反応がなかったら、大声で叫び応援を呼ぶ ・協力者が来たら、119番通報・AEDを依頼する → ●呼吸の確認(普段どおりの呼吸をしているか?) → ○呼吸あり・呼吸があったら、回復体位(横向きに寝かせる)にして様子を見ながら救急隊を待つ ○呼吸無し
■胸骨圧迫 ・強く(指2本で胸の厚さの約1/3圧迫) ・速く(少なくとも100回/分) ・絶え間なく(出来るだけ中断させない) ■人工呼吸 ・基本的に胸骨圧迫後、2回行う(口対口鼻人工呼吸) ・人工呼吸が出来ないか、ためらわれる場合は胸骨圧迫のみを続ける ■心肺蘇生 ・胸骨圧迫30回:人工呼吸2回の組み合わせを絶え間なく続ける → ■AEDを装着する ・小児用電極パッド(小児用モード)を使用する ・小児用電極パッドがない場合は成人用電極パッドを使用する ・音声ガイダンスに従って操作する → ●心電図の解析 電気ショックは必要か? → ◆必要あり 音声ガイダンスに従って電気ショック1回 その後、直ちに胸骨圧迫から心肺蘇生を実施する ◆必要なし 音声ガイダンスで「ショックの必要はありません」と流れたら、直ちに胸骨圧迫から心肺蘇生を実施する
救急隊に引き継ぐまで、または傷病者が目を開けたり、普段どおりの呼吸が出現するまで心肺蘇生を続ける

福井市消防局では・・・●「普通救命講習」心肺蘇生法(成人・小児) 大出血時の止血法など ●「小児救急講習」小児・乳児に対する応急手当 以上の講習会を実施しています。 受講を希望される方は、最寄りの消防署までお問い合わせ下さい。

福井市消防局 救急救助課

お問合せ先

福井市 消防局 救急救助課
電話番号:0776-20-3998/FAX番号:0776-20-3119
最終更新日:2012年6月10日

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