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ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎に注意しましょう!

最終更新日:2024年4月1日

ノロウイルス食中毒に注意しましょう

 ノロウイルスによる食中毒は冬季が中心ですが、年間を通じて発生する恐れがあります。また、気温の上昇とともに細菌による食中毒が多くなります。食中毒の発生を防止するために、食中毒予防の3原則の徹底を心がけてください。

 ノロウイルスとは?

 冬季に発生する食中毒の大半はノロウイルスによるものですが、年間を通じて発生する恐れがあります 。
 ノロウイルスは、一般の食中毒菌のように食品中で増えることはありませんが、感染力が強く、少量のウイルスが食品に付着しているだけでも食中毒を引き起こします。
 カキなどの二枚貝にこのウイルスが高率に存在することから、生もしくは加熱調理不足のカキ、あるいは、ノロウイルスに感染した調理従事者の手指を介して汚染された食品が食中毒の原因となる場合があります。

 ●どんな症状?

 ノロウイルスは乳幼児から高齢者にいたる全年齢層で急性胃腸炎をおこします。
●潜伏期間(食べてから発症までの時間)は24~48時間です。
●主な症状は、吐き気・おう吐・下痢・腹痛であり、発熱は軽度です。
※一般的にはこれらの症状が1~2日続きます。 免疫力の弱い乳幼児や高齢者は症状が重くなる場合があるので、注意が必要です。

 ●どのように感染するの?

 ウイルスに汚染されたカキなどの二枚貝の摂取による場合と、感染者の便や吐物からの二次感染による場合があります。
 前者の場合は、ウイルスに汚染されたカキを生のまま、あるいは加熱不足で食べることにより感染します。
 また後者の場合は、患者の便や吐物で汚染された人の手や食品を介し感染したり、ウイルスがトイレのドアノブや蛇口のとっ手などに付着し、さらにそこから人の手を介して口に入ることで感染します。

 ●ノロウイルス食中毒を予防するために・・・

1清潔な調理(持ち込まない)

  • 調理を行う場所は、常に清潔に保つようにしましょう。
  • 魚介類や肉類に用いる包丁、まな板等の調理器具は、専用として使い分け、調理器具を介してほかの食品を汚染しないよう注意しましょう。
  • 野菜などの生鮮食品は十分に洗浄しましょう。
  • おう吐、下痢などのある人は、調理に従事しないようにしましょう。

2正しい手洗い(つけない)

  • 正しい手洗いを実行しましょう。
  • 用便後や調理前に手洗い(消毒を含む)を徹底しましょう。

3ノロウイルスを殺すための加熱(加熱する)

  • 加熱は最も効果的な殺菌方法ですが、ノロウイルスは85℃ 1分以上の加熱が必要です。
  • 二枚貝の生食はできるだけ避け、中心部まで十分加熱しましょう。
    カキを生食する場合は、「生食用」と表示されているものを使用し、「加熱調理用」と表示されているものは必ず加熱してください。ノロウイルスが流行している時期では「生食用」でもノロウイルスに汚染されている場合があるので、注意が必要です。

4おう吐物・下痢便の処理(ひろげない)

患者のおう吐物や下痢便には大量のウイルスが存在し、感染源となり得ます。これらを処理する場合には、使い捨てのマスクと手袋を着用して行い、直接触れないように注意しましょう。また、取り除いた後の床や衣服等も次亜塩素酸ナトリウム溶液(濃度は200ppm以上)で浸すようにふき取るなど、細心の注意が必要です。

→詳しい内容はコチラ 【厚生労働省HP ノロウイルスに関するQ&A】
   → http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html他のサイトへのリンク

お問合せ先

福井市保健所 地域保健課 保健予防係
電話番号:0776-33-5184/FAX番号:0776-33-5473
最終更新日:2024年4月1日

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