「けいれん」とは、身体の一部や全身がぴくぴくしたり、手足が突っ張ったり、ガクガクと曲げ伸ばす発作のことを言います。また、呼びかけても反応がなかったり、白目をむいたり、口から泡を吹いたり、呼吸を止めて顔色が青くなったりします。
　けいれんの原因は様々ですが、その中でも子供のけいれんで最も多いのは、「熱性けいれん」です。
　熱性けいれんは、高熱（３８度以上）の時に起こりやすい全身性（左右対称）のけいれんであり、２～３歳のときに多く起こります。その多くは５分以内で収まります。
　また、けいれんはてんかんや脳障害が原因で起こる場合もあります。特に初めてけいれんを起こした場合は、すぐに治まっても安易に大丈夫と判断しないで、医療機関を受診しましょう。緊急と思ったときはためらわず１１９番通報してください。
　子どもがけいれんを起こした場合に、どうしても保護者の方はパニックになってしまうものですが、落ち着いて対処することが大切です。