
夏になると、海や川、プールなどで水遊びをする機会が増えます。しかし毎年、多くのこどもが水の事故で命を落としています。
実はこどもは、わずか3cmの水深でも溺れることがあります。浴槽やビニールプールでも事故は起こるため、「浅いから大丈夫」という油断は禁物です。
溺れているこどもは「助けて」と大声で叫ぶことはほとんどありません。「静かにもがき、静かに沈んでしまいます」。大人が少し目を離しただけで水難事故が起こります。スマートフォンを見たり、荷物を整理したりする時間でもこどもは命を落としてしまうのです。
そこで、楽しく安全に海や川、プールで遊ぶ時の注意点をそれぞれ3つずつ紹介します。
☆海で遊ぶとき☆
- ライフジャケットを着用しよう。
…浮き輪では風で流されたり、手が滑って体が抜けたりする危険があるので明るい色のライフジャケットを着用し遠くからでもこどもの居場所がわかるようにしましょう。 - こどもだけで海に入らせない。
…穏やかに見える海でも、「離岸流」という沖へ流される流れが発生していることがあり、パッと見ではわかりません。 - 熱中症対策も忘れずに。
…こどもは全身に占める水分の割合が大人より高いため、外気温の影響を受けやすくなっています。さらに、こどもは地面からの照り返しの影響も強く受けてしまいます。大人の顔の高さで32℃の時にこどもの顔の高さでは35℃になります。なので、こまめな水分補給、衣類調節、日陰・屋内でこまめに休憩する等の処置をしましょう。
☆川で遊ぶとき☆
- 急な増水に注意しましょう。
…上流で雨が降ると、晴れていても急に水位が上がることがあります。雨が降り始めたら、すぐに川から離れましょう。 - 流れの速い場所には近づかない。
…浅く見える場所でも流れが急な場合があり、足を取られたり転倒して流されたりする危険があります。 - 飛び込みや岩場遊びは危険です。
…水中には見えない岩や深みがあることがあり、大きな事故につながる恐れがあります。
☆プールで遊ぶとき☆
- 目を離さないことが一番大切です。
…スマートフォンの操作や荷物の整理などで目を離さないようにしましょう。 - 走らない・ふざけない。
…プールサイドは滑りやすく、転倒して頭を打ったり、水中に落ちたりする危険があります。 - 浮き具を過信しない。
…浮き輪やアームリングは安全を補助するものです。事故を防ぐものではないため、必ず保護者が手の届く距離で見守りましょう。


●こどもから目を離さない。
●海や川ではライフジャケットを着用する。
●危険を感じたら無理をせず、その場から離れる。
夏の水遊びは楽しい思い出になります。しかし、その楽しさは安全があってこそです。お父さん、お母さんの「少しだけなら大丈夫」という油断をなくし、家族みんなで安全を意識して、大切なお子さんの命を守りましょう。

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